こんにちは、@ドラおです。
『こちらのエアロは後付けで注文するので、請求書は別で起こします。』
新車を購入(注文)するときに、営業マンからこんなことを言われる事があります。
それはなぜか?
新車に取りつけるエアロには2つの種類があります。それをここで紹介したいと思います。
『純正品』と『社外品』
当たり前ですが車のパーツには純正品と社外品のくくりがあります。
もちろんそれはエアロにも当てはまります。
車のオプションカタログをよーーく見てみると『トヨタオリジナル』というものと、『モデリスタ』『アドミレイション』『ヴァルド』あとは『TRD』などがあります。
メーカーオリジナル
『トヨタオリジナル』(他メーカーならマツダオリジナル、スバルオリジナルなど)とは文字通り車を製造するメーカーが設計、製造しているエアロパーツです。
モデリスタ、TRDなど
『モデリスタ』『TRD』(日産ならニスモ、ホンダなら無限)などはメーカー系ではありますが純正ではなく社外品になります。もちろん設計、製造もメーカーとは異なります。
型式指定・類別区分
通常新車は車の開発をしたあとに国土交通省へ車の型式を登録します(型式指定)。さらにその型式のなかで全長、全幅、全高などが異なるグレードを区別します(類別区分)。
この型式指定と類別区分があるおかげで新車は車を陸運局へ持ち込むことなく、書類だけの提出でナンバーの登録ができる仕組みになっています。
そこで先ほどの『トヨタオリジナル』のエアロパーツは装着した状態の類別区分も登録してあります。(してない車種もあります)
だから、車をもちこまずにナンバーの登録をすることができます。
つまり、、
新車の注文書にオプションとして入れれるんです!!
支払いが現金の人は別の請求書でも関係ないですが、割賦(ローン)の人はエアロの代金もローンに組み込めるんです!
社外品の場合
それでもエアロはデザインも重要です。エアロなら何でも良いなんて、そういう人は少ないと思います。
やっぱり『モデリスタ』のエアロにしたい!とかエイムゲインのエアロを付けたい!って思うはず。
そうなると車の全長や全幅、最低地上高なんかが類別区分と異なってしまうので、陸運局へ車を持ち込んで測定してもらわないとナンバーの取得ができなくなってしまいます。
(リムジンや車イス仕様車など車を切断したりして改造する車も当てはまります)
持込登録費用
そうなるとディーラーの業務にかなり行程が増えますので新車の注文書に『持込登録費用』というものが追加されます。
さらにOSS登録ができなくなりますので、ナンバー登録費用も数千円増加します。
OSS登録についてはまたの機会に、、、
その持ち込み登録ですが、基本的に担当した営業マンが行います。
決算期の3月に持ち込み登録をすると順番待ちなどで丸一日陸運局にいることになってしまったり、それ以外の月でも半日は掛かります。そうなると仕事がほとんどできなくなってしまいます。
営業マンもなるべく安く売りたいですし、半日や1日掛かる持ち込み登録はやりたくないので、社外品のエアロを希望されたらほとんどがナンバーを登録したあとで、販売店の工場で取りつけることを勧めてきます。
ちゃんとナンバーが車に付き、エアロパーツも取りつけた状態で納車をしてくれます。
(後付けすることは別に違法ではありません。保安基準に適合していればですが…)
まとめ
エアロパーツってかっこいいよね。
メーカーオリジナルのエアロは注文書にオプションとして入れることができる。
社外品のエアロは注文書に入れず、別注文として別の請求書で現金(クレジットカード)で支払う。
エアロパーツをあとで取りつけて別の請求書にすることは、決してやましい意味ではなく、こういった意味があるということです。
自分が気に入ってコレを付けたい!というエアロを取りつけてください。
言われなくてもそうするよねwww