こんにちは、@ドラおです。
ついにこの話題に触れる時が来たか…
いままで車に関することを書いてきましたが、核心となるこの話題はあえて書いてきませんでした。
それはなぜか?
それは元同僚や先輩がたに迷惑が掛かってしまうんじゃないか、と。
ディーラーに勤めてうつ状態になってしまっても仲間たちのことは嫌いではなかったからです。
でもある日気持ちに整理がついたのか、『ま、いっか!』と。
もともとこのブログを読んでくれる人は少ないし(見てくれた方本当にありがとうございます!)、数十台の新車の利益が落ちても、みんながたくさん新車を購入してくれたら景気も良くなるんじゃないか!
と、後から言い訳みたいな理由ができてきたので書いちゃおうと思います!!
新車の利益
だいたい新車だけの利益は10万円~30万円くらいです。
そこにオプションなどをつけておおよそ20万円~50万円くらいになってきます。
値引き無しでこれくらいということです。
たまにカー雑誌なんかで『値引き60万!』とか『オプション全部タダ!』とかありますが、あれは、時期であったり、その営業マンや販売店の実績状況だったり、それだけ値引きしてもまだ多少利益が出せるくらい高い車で、オプションをてんこ盛りに付けたからできた訳で、常にそんなに値引きができるという訳ではありません!
雑誌に載っている人と全く同じ時期に、同じ車で、同じオプションで、同じ下取り車の同じ下取り査定額で、同じ販売状況であれば、可能かもしれません。
でもそんなことはほぼほぼ不可能ですよね!
『でも少しでも安く買いたい…』
その気持ちはよくわかります!なので交渉が苦手な方でも、少しでも値引きを多くできる方法をお教えします!
まず基本的な知識をお話します。かなり長々とした記事になってしまったので、手っ取り早く安く買う手順を知りたい方はコチラを読んでください。後日アップします!
新車購入に時間をかけたくない人へ!
新車購入をじっくり検討したい人へ!
新型車はまず無理
発売されたばかりの新型車。TVのCMでもやっているし、ネットにもよく見かける。
これは多くの車を乗り換えたい人が、一度検討してみる車だと思います。
ですが!
やはりメーカー(販売店)も同じようにユーザーの心を読んでいますので値引きは少ないです!
相場でだいたい0~5万円くらいの値引きです。
少なっ!!Σ( ̄□ ̄;)
と、思うかも知れないですが、これはどうしようもありません。
値引きが多くなる目安としては『発表の半年後』くらいから値引きの額が上がってきます。
それまではほとんど期待ができません。
それでも乗りたい!
それでも新型車に乗りたいという人は次の方法で安くできる可能性があります。
1.下取り車の査定額を上げてもらう
2.オプションで値引きをしてもらう
3.オプションのキャンペーンを利用する
4.お住まいの自治体の購入補助を受ける
5.勤め先の紹介キャンペーンを利用する
6.生け贄を差し出す
1.下取り車の査定額を上げてもらう
下取り車があればその査定額を増やしてもらうという手があります。
実際に販売の現場でそんなことはよくあります。
だいたい0.5~5万円くらい上げてもらえたりします。(下取り車が廃車だったり、下取りが無かったらこれは受けてもらえません)
2.オプションの値引きをしてもらう
これは先程も書いたように車両の値引きとは別にオプションの金額を引いてもらう方法です。
これは販売店によって値引きが可能・不可能があるので絶対できるものではありません。
3.オプションのキャンペーンを利用する
これはテクニックとかではありませんが、メーカーや販売店の時期によっては、このナビを着けたら3万円引きや、ドライブレコーダーやETCプレゼントなどキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンを知るには販売店のWEBサイトや、週末の折り込み広告をチェックするとそういったキャンペーンの、情報をゲットすることができます。
4.お住まいの自治体の購入補助を受ける
購入しようとしている車がエコカーであったり、EV車であったりした場合、補助金が支給されることがあります。
これは市町村それぞれ自治体によってあったり無かったりするので、お住まいの自治体のWEBサイトをチェックしてみてください。
5.勤め先の紹介キャンペーンを利用する
あなた自身やあなたの周りに自動車業界に勤務していたら、新車紹介キャンペーンというものがあります。
これは買いたい車のメーカー系列会社の人がディーラーの営業マンに『この人が購入を考えていますよ』というのを系列会社を通じて紹介するものです。自分で自分を紹介することもできます。
新車を注文してからでも事後報告で紹介できます。
金額は会社によってまちまちですが、5,000円~30,000円ほどもらえます。
手続きの仕方はお勤めの総務部へ問い合わせればできます。
6.生け贄を差し出す
これはあまりおすすめしませんが、家族や知人も購入するからもう少し安くして!とお願いするものです。
上手くすれば2台とも安く買えるかもしれませんが、下手すると人間関係や自分が損をする可能性もあるので気をつけてください。
新型車以外の車
それでは発表から半年以上経っている、新型車以外の車ならどうでしょう?
もちろん新型車以上に値引きをすることができます!
それをここからご紹介していきましょう!
事前準備
新車を購入する上で事前に下調べはとても重要です。希望のグレードやオプションなど何も決めていない状態でディーラーに行ってしまうと装備選びに時間が掛かってしまい、とても値引きの話まで持っていくのは大変です。
前もってカタログを入手して、ある程度欲しい装備は決めておきましょう。
また、対抗となるライバル車も買う買わないは別として同じようにグレードやオプションを決めておきましょう。
いざ見積り
ただ単に見積りだけ欲しい場合は土日でも平日でも、どちらでも構いません。
ただし、見積りを取ってもらう営業は直感で選んでください!
では、どんな営業マンにお願いすれば良いのか。簡単なことですよ。
年配のベテラン営業マン
ベテランの営業は自分の顧客が多いので、あまり店頭のお客さんは相手にしません。『すぐ買わない』と判断されれば話から手を引いてしまう恐れもあります。
また、話の引き出しも多く持っているので攻略するのは、なかなか難しいです。
年の若い営業マン
一方年齢のの若い営業は自分の顧客がまだ少ないので店頭のお客さんはとても大事です。少々無理を言っても聞いてくれる事があります。
さらに、年齢の若い営業の中でも『あまり売れてそうにない』営業だと特にオススメです。
売れていない営業はなりふりかまってられないので、多くの値引きが期待できます。
だからと言って、追い詰めるとこまで無理を言ってしまうと、開き直られてしまうので注意してください。
まずは若い営業マンに欲しい車の見積りを作ってもらいましょう。
あらかじめ希望していたグレードやオプションを言って見積りを作ってもらいましょう。
アンケートは断らないこと!
初めにアンケートの記入をお願いされます。そこにはあなたの名前や住所などを記入する場所があります。
ここは嫌がらずにしっかりと書きましょう!
理由は後でわかります。
査定も同時にお願いする
もし下取り車がある場合は査定も見積りと同時に行ってもらいましょう。
お店の混雑状況ではけっこう時間が掛かる恐れがあるからです。
初回提示の値引き
一番初めに提示される値引きは基本的には少しです。
いきなり限界の値引きを出しても、絶対そこで決まる訳ないのでそりゃそうです。
初回提示の値引きを確認したらお店を引き上げましょう。そして、他社の車を見に行くことを伝えておきます。(←これ大事!)
競合他社の見積りと値引きも!!
同じように競合するライバル車も見積りと値引きを聞いておきます。もちろん他社の販売店でも本命の車を検討していることを伝えてください。
来店お礼
販売店に行ったその夜に担当者から電話もしくはご自宅へ来店お礼があるはずです。
ここで初めに書いたアンケートが効いてきますそれを見て担当者は連絡をしています。最初にアンケートを書かなかったら音信不通で話も終わってしまいます。
そして突然のお礼にも決して嫌な顔はせずに、次回のお店へ行く日を決めましょう。できれば土日が望ましいです。そして、『今のところ他社のほうが安い』ことを伝えて終わりましょう。そうすることで次回の値引きを増やすことができます。
他社の来店お礼にも同じように対応して、本命よりも前の日程・時間でアポを取りましょう。
土日は各社イベントを実施しているので値引きを多く獲得できる確率が上がります。
約束当日
約束当日は今日決めることをアピールするために印鑑を持っていきましょう。
競合他社の値引きを増やす
本命の車の値引きを増やすために、競合する車の値引きをさらに引き出します。
単純に『もっと安くしてよ』と言っても安くなるわけはありません。
いろいろテクニックがあります。
・奥さんなどに他社のほうがいいと言ってもらう
・在庫車を提案する
・まだ他社のほうが安いと伝える
・無理な値引きを言ってみる
・今日決めることをアピールする
などなど他にもいろいろあります。
奥さんなどに他社のほうがいいと言ってもらう
これは簡単ですね!
反対している人をいかに納得させるのは装備とかではありません。値段です!
『これだけお得ですよ!』というのを分かってもらうためにもっと値引きを引き出してもらいましょう。
在庫車の提案をする
これは時期にもよりますが、決算期の2~3月は在庫車が結構あります。
ディーラーとしては2~3月にナンバーの登録をしたいので、納期の心配のない在庫車であれば多少の無理はききます。
しかし、在庫車となると色などはあまり選べないので、このあたりは注意が必要です。
まだ他社のほうが安いと伝える
これも簡単ですね!
まだ希望の金額まで達していないことを伝えましょう!でもこれ以上は無理と言われてしまうと、そこで終わってしまいます。
無理な値引きを言ってみる
これは上の『まだ他社のほうが安いと伝える』と同じことですが、逆に営業マンから『いくらだったら決めてもらえますか?』言われることがあります。
そうなったとき、結構無理な値引きを言ってみるのも一つの手です。
あなた『あと50万円安くしてよ』
営業『さすがにそれは無理です(汗)』
あなた『じゃあどれくらいなら頑張れるの?』
営業『そうてすね…○○円ならどうでしょう?』
あなた『じゃあそこからあと2万円引いてよ』
営業『ひえー』
今日決めることをアピールする
これは今までのすべてにも当てはまりますが、今日注文するということをアピールするのはとても大切です。
さんざん値引きしていつ買うかも分からない状態では営業マンも立場がありません。なので持ってきた印鑑を見せたりして『希望の条件だったら今日決める』ということをしっかり伝えましょう。
店長に相談
営業マンには自分が値引きできる幅には上限があります。その上限を取っ払うには上司の決裁が必要になります。
よく担当の営業が事務所に行くために席を外すのはそういう意味があります。
先ほど紹介したテクニックを使って値引きを増やしてもらいましょう。
決めずにお店を後にする
まず他社の値引きを聞き出したらお店を引き上げましょう。
『家族と相談して連絡します』や『他社の約束がある』と言って帰りましょう。営業マンは何としてでも帰らないように説得してきますが、情に負けずに頑張りましょう。
だって欲しい車じゃないんだから
本命のお店へ行く
他社の値引きを聞き出したので、いよいよ本命のお店へ向かいましょう。
値引きを増やすテクニックは先ほど他社で行ったものと同じことをしましょう。
・奥さんなどに他社のほうがいいと言ってもらう
・在庫車を提案する
・まだ他社のほうが安いと伝える
・無理な値引きを言ってみる
・今日決めることをアピールする
ですよね。
それにプラスして
・他社の値引きを引き合いに出す
ことも忘れてはなりません。
これらを上手く使って値引きを増やしていきましょう!
車庫証明は注意!
よくカー雑誌なんかで『車庫証明は自分でやるから省いてください』というのがありますが、あれはあまりおすすめしません。今はOSS登録が基本ですし、営業マンのいい顔をしません。
これからしばらく付き合う担当者に嫌われてしまっては何も良いことがありませんので、何でもかんでも値引きをすればいいと言うわけではないです。
OSS登録についてはこちら
さらに決めずに帰る!
その場で決めたいところですが、初回提示の値引きよりもさらに値引きをしてもらったら、もう一度家に帰りましょう。めんどくさいかもしれないですが、安く買うためです!
最後に『今日中には結論を出す』ということをはっきり言いましょう!
日曜日の夕方~夜にやって来る
なぜ日曜日の夕方なのか?
それは土日のイベントは各販売店それぞれ販売台数に目標があり、本社から『どうするんだ!』『何としてでも売れ!』と店長へ叱責が来ます。それがそのまま店長から現場の営業マンに行きますので、夕方から最後の追い込み活動を行うためです。
営業マンが自宅に来たら
読み通り自宅に営業マンが来たら、営業マンの立場を考えながら下からお願いします。
『厳しいのは分かるんだけど、予算がね…うちも貧乏だから、もう少し安かったら奥さんもOKしてくれると思うんだけどね…』
みたいな感じでお願いしてみましょう。
営業マンが席を外して『上司に相談してみます』と言ったらあとひと押しです!
『もう少し安くなったら買うから!』
その頃営業マンと店長はこんなやりとりをしているはずです。
店長『どうだ?』
営業『けっこう厳しいですけど、あと3万円値引きしたら決めてもらえそうです』
店長『…。』
営業『……。』
店長『…わかった!3万円引け!』
営業『わかりました!ありがとうございます!』
そして話し合いの席に戻り、
営業『いろいろ上司に相談して見まして…あと3万円値引きをすることができました!』
『ありがとう!』と言い、そこで最後に
『カーナビを走行中見れるようにして』とお願いしましょう。
たいていはすんなりOKしてくれると思います。断られてしまった場合は根気強くお願いしてみましょう。
営業からしたらテレキャンは割と簡単なので、比較的やってくれると思います。
テレキャンに関する記事はこちら
約1万円節約!?トヨタ、ダイハツナビのTVを走行中表示できるようにする方法
いろいろ手を尽くしたらこれで注文しましょう。あまり無理を言ってもそれ以上値引けないものは値引けません。
まとめ
さらっと書くつもりがとても長文になってしまいました(汗)
新車の交渉はとても体力がいりますが、これらのテクニックを使えば確実に多くの値引きを獲得することができます。
ぜひ実践してみてください!