こんにちは、@ドラおです。
新車の見積書。分かりやすいようでよくわからない人も多いと思います。
数字がずらずらずら~っと並んでいたり、半角のカタカナで表示されていたり、特に諸費用のところがいろいろ記載されていて分かりにくいのではないでしょうか。
『OSS』とは!?
その諸費用のなかに『OSS登録代行費用』という2万円くらいの費用があります。
OSSとは、
『One Stop Service(ワンストップサービス)』の略字のことです。
ワンストップ??なんじゃそら?
従来は?
今までは『登録手続代行費用』と『車庫証明取得費用』という25,000円くらいの費用が掛かっていました。
これは見ればなんとなくわかると思いますが、陸運局へナンバーの登録手続きと、警察署への車庫証明手続きをしてくれる費用のことを意味しています。
一連の流れ
お客さんが登録書類(委任状、印鑑証明、車庫証明申請書など)を記入し、ディーラー担当者へ渡す
→ディーラー担当者が管轄の警察署に車庫証明申請をしにいく。(ワンストップ)
→4日後、ディーラー担当者が警察署へ車庫証明とステッカーを受け取り、その他の登録書類を販売店本社へ送付する。(ツーストップ)
→車が工場から出荷され、車体番号がわかった段階で陸運局へ登録手続きをする。
→ナンバー取得
ざっくりこんな感じです。
余談
よくカー雑誌などで『車庫証明は自分でやるから省いてよ。』というセリフを見かけますが、あれはあまりおすすめしません。
なぜならば販売店によっては、本社が登録諸費用の省きをしないようにしている事がよくあるからです。お客様の車庫証明の提出が遅れたせいで、その月に登録を見込んでいた新車が翌月になってしまう恐れがあるからです。
しかも『めんどくさいお客』と思われ、販売店の方から手を引かれてしまうことにもなりかねません。
月末集中登録
もともと、このOSSは各社ナンバー登録の追い込みが多くなる月末に集中しないようにするためと、警察署へディーラー担当者が何度も出向く手間を省くためのシステムです。
OSSの一連の流れ
お客さんに登録書類(車庫証明書類も含む)を記入し、ディーラー担当者へ渡す。
→登録書類全てを販売店本社へ送付する。(ワンストップ)
→車庫証明関係書類を警察署へデータ化して送る。
→警察が車庫証明手続きが完了したことを販売店へ連絡する
→新車の車体番号がわかった段階で陸運局へナンバー登録の手続きをする。
→ナンバー取得
→ナンバー取得翌日、ディーラー担当者が警察署へ車庫証明とステッカーを受け取る。
と、こんな感じになります。行程は多くなっていると思いますが、ほとんど販売店本社と警察が手続きしているので、ディーラー担当者があちこち走り回らなくなるので、流れとしてはスムーズになります。
まとめ
OSSは購入者のための制度というよりは、販売店側の業界関係者のための制度です。
実際販売業界もOSS登録率を全体の90%までしていこうという動きがあります。
(県外や減免登録の場合はOSS登録はできません)
しかし、未だに決算期や月末の差し迫った時にはOSS登録をあえてやらない販売店は多いので、まだしばらくは従来とOSSの2つの登録方法が存在していると思います。
結局何が言いたいかというと、
別にどうでもいい情報ということです!(爆)